I'M A GUITAR
エホンオウコク さんの創作絵本で作成したギターが主役の物語です。
イラストレーション制作の背景をご紹介いたします。
どのよう様な想いでイラストが出来上がったかご覧くださいませ。
1場面目はギターの紹介シーンです。
当初ギターの色は白で考えてたのですが、特別感を出したくて大好きな紫色にしました。
キレイな “ねいろ” はお花で表現してみました。
2場面目はギターのご主人さまの紹介です。
ご主人さまにとても乱暴に扱われるシーンです。
本当はキレイな声で歌うギターなのに、少年が弾くとトゲトゲした音で飼い犬すらも
逃げ出してしまう。
まさにジャイアンをイメージして描きました。
3場面目は少年がギターに興味がなくなりほっぽらかしにされてしまうシーンです。
哀愁を漂わせるように、暗〜い部屋で今にも捨てられそうなぬいぐるみや
ポスターと一緒に物置に置いてかれるギターを描きました。
ギターの不安感がでるように全体的に暗いイラストですが少年の世界は明るいという
2人の対照的な世界をイメージして描きました。
4場面目はご主人さまのお姉さんの紹介です。
扱い方が悪いギター少年とは違い、
姉はピアノを優しく扱うシーンです。
お姉さんのおしとやかな性格から奏でる優しい音が伝わるように
全体的に柔らかいピンク色で表現してみました。
5場面目はギターが2番目のご主人さまの元に
いくシーンです。
このシーンのイラストは私の実体験がモデルになっております。
20代の私はサイコーのギターに巡り会うため週末の度に御茶ノ水のギター屋さんに足を運び、店員さんと話し沢山試演して沢山の中から運命の一本に巡り合いました。
そんな当時の思いを元に制作いたしました。
6場面目はギターが華やかな世界で活躍するシーンです。
このシーンのモデルは私の大好きなアーティストがモデルになってます。
熱狂的な黄色い声が飛び交う中、ご機嫌にロックンロールを奏でギターもノリノリ。
そんな映像をイメージして描きました。
黄色い声援飛んでるように見えたら嬉しいです。
7場面目はキラキラの世界から一転!泥棒にギターが盗まれてしまうシーンです。
真夜中にけたたましく吠える犬で異変に気づくものの、時すでに遅し。
犬ですら追いつけないほどのすばしっこさで、
有名ミュージシャンによって価値が高まったギターと数々のお宝を盗み出し、
懐がホックホクで思わずしてやったりの表情で笑う泥棒を描きました。
8場面目は3番目のご主人さまの元に行くシーンです。
偶然オークションで見つけたギターに一目惚れし、余生を楽しむためにギターを初める、
裕福なおじいさん。という裏設定を立てました。
オシャレに帽子を被りトレンチコートと赤いマフラーで品の良いイメージで描きました。
9場面目(最終回)はギターが幸せな日々を送るシーン。
決して華やかではないけどおじいさん達と暮らしている幸せな最終回。
幸せなシーンで真っ先に私の頭に浮かんだ父と母を元に絵に描きました。
色々な、旅をして最後はハッピーエンドとなり、楽しくイラストを描かせて頂きました。
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